力投する阪神先発の門別=28日、甲子園
初めて上がった真っさらな甲子園のマウンドで、阪神の門別が粘りに粘った。8安打を浴びながらも5回を無失点に抑えて2勝目。「素直にうれしい。甲子園で気持ち良く投げられた」。ファンの大歓声を浴び、20歳の表情が緩んだ。
二回以降は毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球。それでも「気持ちで負けないように」と我慢強く腕を振った。五回のピンチでは4番のオースティンに2球続けてカーブを投じるなど緩急も巧みに駆使し、スコアボードにゼロを刻んだ。
1点を先制した直後の六回からは藤川監督が「チームの心臓」と表現する救援陣が奮闘し、虎の子の1点を守った。2試合連続となる1―0での勝利。ベンチで戦況を見守った門別も「リリーフ陣に助けられた試合」と感謝を忘れなかった。
ローテーション通りなら、次回は地元北海道での登板となる。「ここから日本を代表するような投手になる」とお立ち台で誓った門別。もがきながらつかんだ白星が成長の糧になるはずだ。