合理性欠く省令解釈 東京高裁認めた「違法捜査」 大川原化工機事件

社会 毎日新聞 2025年05月28日 21:35
合理性欠く省令解釈 東京高裁認めた「違法捜査」 大川原化工機事件

 化学機械メーカー「大川原化工機」を巡る28日の東京高裁判決は、警視庁公安部の捜査の瑕疵(かし)を「内部告発」した現役警察官3人の証言に重きを置き、立件に不利な証拠を顧みなかった警察、検察をとがめた。違法捜査の検証が今後の焦点となる。

 「立件するような理由はなかった。決定権を持っている人の欲なんでしょう」

 2024年10月。静まりかえった東京高裁の法廷で、警視庁公安部の捜査員だった警部補が証言した。1審でも2人の現職警察官が「事件は捏造(ねつぞう)」などと証言をしていた。控訴審も3人目の捜査批判が続く異例の展開となった。

 2審の最大の争点は1審では認められなかった、経済産業省の輸出規制省令の解釈が妥当だったかだ。…

関連記事

記事をシェアする