山梨県の上野原市と大月市にまたがる扇山(1138メートル)で1月に発生した山林火災を受け、両市は消火活動中に破損した機材の購入費などに充てようと寄付を募っている。ふるさと納税型クラウドファンディング(CF)も活用し、1月下旬までに計約780万円が集まっている。
火災は鎮圧まで17日かかり、大月市消防本部によると、長期間の消火活動でホース40本が焼損し、水が入ったリュックを背負って放水するジェットシューター11機が壊れた。小林信保市長は1月の記者会見で「失った消防機材はすぐにそろえなければいけない。登山道への看板設置といった啓発にも活用したい」と語った。
上野原市は機材の補充や消防団の活動費、登山道の補修に使う予定。
両市のふるさと納税型CFは、仲介サイト「ふるなび」で受け付けているほか、他の仲介サイトでも、ふるさと納税として申し込める。期間は未定で、いずれも返礼品はない。
山林火災は1月8日に上野原市内で発生し、大月市方面に燃え広がった。けが人や建物被害はなかったが、約396ヘクタールが焼けて同24日に鎮圧された。【野田樹】