ニンニンニンと読む2月22日の「忍者の日」を前に、三重県伊賀市四十九町の市役所が2日、忍者市役所として開庁した。1階窓口の職員は忍者衣装で6日まで来庁者に対応する。市は2017年に「忍者市」を宣言してから10回目の2月22日を迎えることから、伊賀流忍者発祥の地の情報発信に力を入れる。
この日午前8時45分から市役所玄関で忍者市役所開庁式があり、忍者装束の稲森稔尚市長が「忍者という大切な地域資源を守り、未来につないでいく」と開庁宣言。「ようおこし、忍者市へ」と染め抜いた藍色の垂れ幕(幅1・3メートル、長さ2・4メートル)と職員手作りの発泡スチロールを黒紙で覆った「忍者市役所」のプレート(幅140センチ、縦25センチ)を披露した。
黒、赤、青、黄色のカラフルな忍者姿になった職員は住民課などの窓口担当者を中心に約120人。現在の場所に市役所が移転した19年1月からは窓口の職員が忍者衣装で業務をするのは初めて。18年までは旧庁舎でイベントの忍者フェスタに合わせ忍者姿になっていた。
市は忍者の日がある2月を忍者市月間と位置づけている。忍者市役所も28日までの開庁日とし、この間は忍者衣装を続ける職員もいる。
忍者衣装を無料で貸し出す市の呼びかけで、北伊勢上野信用金庫の市内3店舗の窓口職員ら計約40人は6日まで、「NIPPONIA HOTEL伊賀上野城下町」の受け付けとレストランのスタッフは22日に、それぞれ忍者装束で利用者や宿泊客らを迎える。市立桃青の丘幼稚園では9~20日のにんにんタイム(運動の時間)に、年長組の26人が忍者に変身して体を動かす。【大西康裕】