トランプ米大統領は14日、輸入依存度の高い重要鉱物を巡る国家安全保障上の脅威に対処するため、各国との協定締結に向けた交渉を進めるよう閣僚に命じた。レアアース(希土類)の高い対中依存の軽減につながる新たな供給網の構築を念頭に、企業の採算確保と投資を促進するための「最低価格制度」の導入を友好国と目指す方針を示した。
トランプ氏が布告に署名した。布告によると、ラトニック商務長官はトランプ氏への勧告で、加工された重要鉱物は国防や重要インフラを含む全ての産業に欠かせず、国家安全保障に不可欠だと指摘。一方、米国内の加工能力は限られているほか、安全で信頼できる供給網を確保できていないとし、供給源の多角化と国内の生産能力の構築が急務だと問題視した。
トランプ氏は、ラトニック氏と米通商代表部(USTR)のグリア代表が交渉を担い、最低価格制度の導入や貿易制限措置を検討すべきだと指示した。180日以内の協定の締結を目指す考えも示唆した。(共同)