【ワシントン=大内清】トランプ米政権のウィットコフ和平交渉担当特使は14日、パレスチナ自治区ガザを巡り、米国が仲介する和平計画の「第2段階」に移行すると表明した。断続的な戦闘でガザ停戦の形骸化が懸念される中、和平進展をアピールした。
ウィットコフ氏は14日のSNS投稿で、第2段階では、パレスチナ人実務家らを中心とする暫定統治機関を設置し、イスラム原理主義組織ハマスの武装解除やガザ再建に着手すると説明。ロイター通信などによると、暫定統治機関は15人のメンバーから成り、トップにはパレスチナ自治政府元高官のアリ・シャース氏が就任した。
米国主導で策定された20項目の和平計画では、第2段階の柱の一つとして、ガザでの治安維持や警察力の育成などを担う国際安定化部隊(ISF)の派遣が想定されている。だが、ウィットコフ氏はこの点に言及しておらず、ハマスの武装解除や停戦監視の実効性をどう担保するかは不透明なままだ。