埼玉・深谷「うどん茶屋 三男坊」 激太カレーうどん 個性的なメニューが目白押し

経済 産経新聞 2026年01月15日 12:05
埼玉・深谷「うどん茶屋 三男坊」 激太カレーうどん 個性的なメニューが目白押し

職人肌の高橋俊明さん(54)と底抜けに明るい美花さん(47)夫婦が二人三脚で考えた「兄弟メニュー」を始めとした、多くの個性的なうどんを提供する店だ。なかでも、幅約6センチの平打ち手打ちうどんをカレー汁で味わう「激太カレーうどん」は、味、量、見栄え、のどれもが、インパクト「大」だ。

◆麺の長さ40センチ

埼玉県立深谷高校の前の通りを南西に行くとすぐ。

昼時は多くの人が並び店内で名前を告げ待つ。店名に茶屋とあるのは、美花さんさんが茶道をたしなみ、当初は抹茶を出していた。その後、腱鞘炎(けんしょうえん)になり、現在は、そば茶を出している。

まず、1日10食限定「激太カレーうどん」(1000円)を注文した。柔らかい平麵の長さは約40センチ。はしで折り畳んで食べると小麦粉の味が感じられ、カレー汁とよくからみ、食欲をそそる。並で麺が約500グラムとボリュームがあり、うどんをはしで上げて写真を取ればSNS映えもする。

個性的なメニューに心が躍り、続いて三人兄弟で三男の俊明さんにちなむ「三男」をオーダー。季節の野菜と豚肉やエビなど10種類近くの具を炒めあんかけにしてうどんの上に乗せる。キャベツのシャキシャキ感とあんのとろとろ感のなじみがいい。

さらに、ダチョウの背脂と肉が入ったつけ汁で味わう「つけだちょううどん」も頼んだ。濃口醬油を使用しているつけ汁はそばつゆのような味わい。背脂はほんのり甘味があり、さっぱりした味で食が進んだ。

◆兄弟の性格を反映

父親がうどん店を営んでいた俊明さん。長男が継いだため会社員をしていたが、どうしてもうどん店をやりたいとうどん店で修業中に美花さんと出会った。その後結婚し、平成21年、美花さんの実家に近い場所に新規開店した。

個性的なメニューを数多く考案したのは「周りは畑だらけ。初めて来たお客さまに、また来てもらいたいから」と美花さんがイメージを考え、俊明さんがそれを具体化している。

兄弟メニューは、俊明さんの兄弟の性格にちなみ 「キリッとしている『長男』はピリ辛。優しい『次男』はマイルド。自己主張の強い『三男『』見栄えよく」(美花さん)と、イメージを味と見栄えに落とし込んだ。

「三男」は、深谷市の青淵まつり第1回郷土料理自慢大会で準優勝したメニュー。「つけだちょううどん」は、隣町にある美里オーストリッチファームのダチョウを使用。ともに地域に貢献している。

美花さんは二人姉妹の次女だが、「次女」はメニューにない。「誰も注文しなかったとしても、登場したら1万円ぐらいにしようかな」と女将が話すウイットに富む明るい店だ。(昌林龍一)

■「うどん茶屋 三男坊」

住 所:埼玉県深谷市宿根166の3

連絡先:048・575・1181

■観 光

「うどん茶屋 三男坊」から北に車を走らせると「渋沢栄一記念館」(埼玉県深谷市下手計1204)がある。資料室は渋沢栄一ゆかりの書や写真を展示。講義室では渋沢栄一アンドロイドによる講義を見学することができる。(要予約。同記念館のホームページ内予約ページで見学希望日の2日前まで)。無料。駐車場179台。【問】同館(048・587・1100)。

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