ハンセン病問題の「最後の山」 「菊池事件」再審求め署名提出、累計約6万3千筆に

社会 産経新聞 2026年01月15日 15:53
ハンセン病問題の「最後の山」 「菊池事件」再審求め署名提出、累計約6万3千筆に

ハンセン病患者とされた男性が隔離先の特別法廷で死刑判決を受け、昭和37年に執行された「菊池事件」の第4次再審請求審の決定が28日に出るのを前に、弁護団と支援者らが15日、熊本地裁に再審開始を求める署名約3千筆を提出した。平成12年からの累計は約6万3千筆。元患者はハンセン病問題の「司法で越えなければいけない最後の山」と訴える。

元患者、竪山勲さん(77)は集会で、これまでの法廷闘争で隔離政策の過ちを認める判決を勝ち取ってきたが、偏見差別が残っているとして「問題はまだ終わっていない」と主張。弁護団の国宗直子弁護士は「最後まで闘い続ける」と誓った。

男性は昭和27年に熊本県の村の元職員を殺害した罪に問われ無罪を主張したが、第3次再審請求棄却の翌日に執行された。特別法廷に関する国家賠償請求訴訟判決で、地裁は令和2年、審理は憲法違反と指摘。3年、遺族が第4次請求を申し立てた。

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