油入り鍋を加熱したまま放置 北九州・小倉の飲食店街火災、火元の元経営者に禁錮2年求刑

社会 産経新聞 2026年01月15日 16:42
油入り鍋を加熱したまま放置 北九州・小倉の飲食店街火災、火元の元経営者に禁錮2年求刑

北九州市の小倉駅近くにある飲食店街「鳥町食道街」周辺で令和6年に起きた大規模火災で、油入りの鍋を加熱したまま放置して出火させ33棟を焼いたとして、業務上失火罪に問われた元飲食店経営者、樋口静子被告(71)は15日、福岡地裁小倉支部(三芳純平裁判長)の初公判で起訴内容を認めた。検察側が禁錮2年を求刑し即日結審した。判決は2月5日。

検察側は論告で、基本的な注意義務を懈怠した過失だと指摘。財産的損害は計6億7千万円に上り結果は甚大と述べた。弁護側は最終弁論で、被告は反省し、持病で身柄拘束にも耐えられないとして執行猶予を求めた。

起訴状によると、6年1月3日午後、使用済み油に凝固剤を入れた鍋を加熱していることを失念し、その場を離れた過失により発火させて約2730平方メートルを焼損させたとしている。

被告は「多大な被害になって大変申し訳なく思っている」と最終意見陳述した。昨年10月に在宅起訴されていた。

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