【北京=三塚聖平】中国の王毅共産党政治局員兼外相は15日、イランのアラグチ外相と電話会談を行った。中国外務省によると、王氏は「(中国は)国際関係における武力の行使や威嚇に反対している」と発言。「自国の意志を他国に無理に押し付けることに反対する」とも述べ、名指しすることは避けつつもイランへの軍事力行使の可能性を排除しないトランプ米政権を牽制した。
中国側によると、アラグチ氏はイラン情勢について王氏に説明した。アラグチ氏は「最近の騒乱は外部勢力の扇動によるものだ」との認識を示した。「現在、既に平穏を取り戻した」とも表明した。さらに、米国への対応を念頭に「イランは既に外部の干渉に対応する準備を整えた」と述べると同時に、「対話の扉は開かれている」との考えも示した。中国に対し「地域の平和と安定のためにより大きな役割を発揮することを期待する」と求めた。
王氏は、イランの政府と国民が団結し「困難を克服して国家の安定を保ち、正当な権益を守ることを信じている」と表明。各方面が「対話を通じて不一致を解決することを希望する」と述べたほか、「中国は建設的な役割を発揮したい」と応じた。