子供の「体験格差」なくすには…家庭の経済的ゆとり、政策の鍵に

社会 毎日新聞 2026年02月01日 14:00
子供の「体験格差」なくすには…家庭の経済的ゆとり、政策の鍵に

 この数年で「体験格差」という言葉が注目されるようになってきた。

 旅行や習い事、友人との遊びといった学校以外での子供の活動に差が生じることを言う。

 家庭環境に左右され、ひとり親世帯ではとりわけ、体験をもたらす経済的なゆとりがないとされる。

 ほぼ全ての政党が消費減税を打ち出す衆院選。専門家は「体験格差をなくすには、家庭への経済支援を」と訴える。

 「なたを下ろす時は、手を切らないように気を付けて」

 1月下旬、大阪府貝塚市の府立少年自然の家で、ひとり親世帯の子供を対象とした「ウインターキャンプ」が開かれた。

 小学生約30人が歓声を上げながら、ギョーザや豚汁を作っていた。キャンプそのものが初めてという子供が多く、真剣なまなざしでまき割りに挑戦している。

 「筋がいいね。初めてとは思えない」と指導役の大学生が声をかけると、小学5年の女児(11)は「いつも家にいるだけだから、とても楽しい」と目を輝かせた。

 キャンプは子供の自然体験に取り組む公益社団法人「日本環境教育フォーラム」(JEEF、東京)が主催し、大阪体育大講師の徳田真彦さんとゼミ生らが2023年から開いている。

 費用は寄付金を活用し、保護者に負担をかけない仕組みになっている。子供たちは1泊2日の日程で、野外炊事やキャンプファイア、山登りを体験していく。

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