記録的な大雪のあおりでJR東日本が誇る豪華寝台列車「トランスイート四季島」が、青森駅(青森市)で立ち往生して5日目を迎えている。東京に戻れないため、次のツアーは運休になった。同駅周辺の線路の除雪が難航して出発の見通しは立っていないが、珍しい列車を一目見ようと雪の中、駅を訪れる鉄道ファンもいる。
JR東日本青森支店によると、四季島は1月27日朝に2泊3日のツアー客を乗せて上野駅(東京都)を出発。岩手県内で途中下車して観光し、28日朝に青森駅に着いた。このツアーは津軽鉄道のストーブ列車を体験後、宮城県を経由して29日夕に上野駅に戻るはずだった。予約時点での乗客数は32人だったという。
青森駅到着後、乗客らは貸し切りバスで弘前市内に向かった。一方、四季島は雪のため弘前駅への回送を断念して青森駅にとどまり、乗客らは新青森駅から雪に強い東北新幹線に乗り換えて29日に帰京した。
四季島は31日から上野駅発の1泊2日ツアーで山梨県へ向かうはずだったが、JRは運休を決めた。青森支店の担当者は「早ければ2月3日の運転再開を目指し、除雪作業を進めている」としている。
X(旧ツイッター)には、青森駅ホームで雪に埋もれている写真を掲載する鉄道ファンが多く見られ、「大雪のため青森駅で足止めになってるというので見に行った」「青森駅行ってきた。本当に居ました。奥羽本線も青い森鉄道線も動けないから、どうなるんだろ」などの投稿が相次いでいる。
2017年5月にデビューした四季島は10両編成で、1室2人の定員34人。26年10~11月の1泊2日ツアーの旅行代金は2人1室で1人44万円からとなっている。【早川健人】