沖縄・浦添キャンプに臨むヤクルトの中村悠が精力的にブルペンで球を受けている。前日の奥川、下川に続き、2日目はドラフト4位左腕・増居の球筋を確認した。14日には宮崎県で始まるWBC日本代表合宿に合流予定で、「半月しか沖縄にいられない。新戦力の球はどんどん受けたい」と急ピッチで調整を進めている。
前回WBCは大谷翔平(ドジャース)とのバッテリーで胴上げ捕手になった。歓喜の記憶は、苦しい時に力をくれる「かけがえのない財産」。今回は第3捕手としての起用が基本線とみられるが、「目指すところは世界一。そのワンピースになれれば」と与えられた役割を全うする。
チーム、代表ともに野手最年長の35歳。「(代表の)1カ月はすごい短い。グラウンド内外でまとまれるように」と、前回はダルビッシュ(パドレス)が担った調整役も買って出る。坂本、若月(オリックス)の両捕手にも、惜しみなく自身の経験を伝えていくつもりだ。
ヤクルトでは古賀が台頭し、昨季の出場は74試合にとどまった。「もう一回、立ち位置をつかめるように。けがなく、自分を追い込めたら」。正捕手と世界一。2つをにらみながら、18年目のシーズンに入る。(川峯千尋)