日本ハムは2日、前田文男副社長(60)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。井川伸久社長(64)は同日付で代表権のない会長に就任。現会長の木藤哲大氏(65)は取締役となった後、定時株主総会などを経て6月下旬にアドバイザーとなる。プロ野球日本ハムのオーナーは井川氏が継続する。
前田氏は立命館大経済学部を卒業後、1988年に入社。主力ソーセージ「シャウエッセン」の製造や販売、国内の食肉販売などに携わってきた。
この日、大阪市内の本社で前田氏とともに記者会見した井川氏は、前田氏の強みについて「豊富なリーダー経験に挑戦意欲、誠実さ」と評し、「推進してきた変革の流れを継承し、より一層の成長を実現してくれるはず」と強調した。
前田氏は社長就任にあたり最も重視することについて「環境変化にあらがう挑戦する組織、企業であり続けることだ」と述べたうえで、ヘルスケアや医療、化粧品、スポーツなど多分野に事業を広げる考えを示した。(田村慶子)