片山財務相、高市首相の為替発言「教科書に書いてあることを話した」

経済 日経新聞 2026年02月03日 10:23

片山さつき財務相は3日の閣議後の記者会見で、外国為替資金特別会計(外為特会)を巡る高市早苗首相の発言について「円安のメリットは強調していないし、実際にそういうこともない」との見方を示した。円安が経済に与える影響について「教科書に書いてあることを申し上げた」としたうえで「私も財務相として全く同じだ」と述べた。

片山氏は首相の発言を受けた円安の進行について「具体的な水準についてはコメントは控える」と話した。

片山氏は外国為替市場の動向について「日米間での連携は常にやっている」と話した。「今後とも必要に応じて米国当局とは緊密に連携を続けながら適切な対応を取っていく」と強調した。

高市首相は1月31日、衆院選の応援演説で為替介入のために設けた外国為替資金特別会計(外為特会)の運用が「ホクホク状態だ」と表現した。「円安だから悪いと言われるが、輸出産業にとっては大チャンスだ」とも語った。

2月1日にはX(旧ツイッター)で「円高と円安のどちらが良くてどちらが悪いということはなく、『為替変動にも強い経済構造を作りたい』との趣旨で申し上げた」と説明した。市場では高市首相が円安を容認したとの見方が広がり、2日の外為市場では円売りが進み1ドル=155円台に円安が進んだ。

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