米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設工事の現場を訪問する研修旅行が、全国の私立校で相次いでいる。学校側は平和学習との目的を掲げるが、生徒が基地反対派にインタビューするケースや見学中に「政治色の強いガイドに生徒が困惑した」と明かす学校関係者もいる。私立校には都道府県の監督が実態として及んでおらず、一部に「偏向」とも捉えられかねない平和教育が横行しているようだ。
東京都内の私立高は辺野古での平和学習を平成26年から取り入れていたという。今回の転覆事故で同志社国際高(京都府京田辺市)の生徒が乗っていた「不屈」船長の金井創さん(71)=死亡=にガイド役などを依頼していたと説明する。
この学校によれば、23年の修学旅行の際「日本基督教団沖縄教区ぎのわんセミナーハウス」を通じて金井さんの紹介を受けた。金井さんは沖縄県糸満市の平和祈念公園などに生徒を引率したという。26年から辺野古の工事現場をコースに加え、バスの車内から基地反対派が座り込みなどの抗議活動を行っている様子を見学した。