北海道稚内市の宗谷岬沖でダイバー9人が一時行方不明となった。どのようなダイビングツアーだったのか。
ツアーを開催したのは「稚内ダイビングサービス」(北海道稚内市)。同店のホームページによると、2025年11月ごろにグランドオープンし、宗谷岬沖で観光客向けのダイビングサービスを提供していた。
無人島の弁天島周辺のダイビングスポットまでは11人乗りのボートで5分ほどで行けるという。いかりでボートを固定した上でダイビングをする方法で、トドが多く見られる10月から翌年5月ごろまでをベストシーズンと説明している。
安全については「お客様の安全を最優先に考えサービスを提供しております。お客様のダイビングレベル、リクエストに応じてサポートさせていただきます」と記載していた。
稚内観光協会の渡辺直人専務理事によると、市内の観光は「日本最北端の碑」をはじめ陸地がメイン。有料の釣り船はあるが、この海域でダイビングサービスを提供する店は珍しいという。
稚内海上保安部によると、4日午前9時現在のこの海域の風速は約13メートルで、やや強い風が吹いていた。札幌市内のダイビングショップの男性店長は毎日新聞の取材に「この風速で潜るのはなかなかチャレンジング。陸と無人島の間は海流が速いこともある。当日の状況や海面の状況、お客さんの力量を見て判断するのが一般的だ」と指摘した。【倉沢仁志、遠藤龍、加藤昌平】