NY原油、一時113ドル台に上昇 軍事緊張高まり供給回復に時間かかる懸念強まる

経済 産経新聞 2026年04月02日 22:47
NY原油、一時113ドル台に上昇 軍事緊張高まり供給回復に時間かかる懸念強まる

2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は上昇し、指標の米国産標準油種(WTI)の5月渡しは一時1バレル=113ドル台を付けた。トランプ米大統領が1日の演説でイランとの戦闘終結への具体的な道筋を示さなかったことから、供給懸念が長期化するとの見方が広がり、演説前と比べて10%超上昇した。

トランプ氏は今後数週間で攻撃を一段と強める考えを示し、イラン側もさらなる攻撃を警告しており、軍事的緊張は一段と高まっている。ホルムズ海峡では世界の原油や液化天然ガス(LNG)の約2割に相当する輸送が制限されているとされ、市場では供給回復に時間がかかるとの懸念が強まっている。

これに先立つ1日夕までの取引では、前日比1ドル余り安の1バレル=100ドル前後で取引を終え、続落。中東情勢の悪化に伴う供給不安が一時的に和らぎ、売り注文が優勢となっていたが、トランプ氏の演説を受けて市場の見方は一変した。(共同)

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