米航空宇宙局(NASA)が国際月探査「アルテミス計画」の一環として、宇宙飛行士4人を乗せた宇宙船を打ち上げ、予定していた軌道への投入に成功しました。今回は月に着陸せず周回するだけですが、有人の月探査は1972年12月のアポロ17号以来、約53年ぶりとなります。Q&A形式で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「アルテミス計画の有人月探査」を解説します。
Q アルテミス計画ってどんなものなの?
A アルテミス計画は、NASAが進める国際的な月探査プロジェクトで、人類を再び月に送り、将来的には月面基地の建設も目指しています。
Q 今回の打ち上げはどんな内容だったの?
A 新型宇宙船「オリオン」を搭載したロケット「SLS」が米フロリダ州のケネディ宇宙センターから発射され、宇宙飛行士4人が乗っています。
Q 有人の月探査はどれくらいぶりなの?
A 1972年12月のアポロ17号以来、約53年ぶりの有人月探査となります。アポロ17号は月に着陸しましたが、今回は着陸せず、月の周りを周回するだけです。
Q 宇宙船はどこまで行くの?
A オリオンは地球から約40万キロ離れた月の裏側まで行き、人類が到達した最も遠い地点の記録を更新する見通しです。
Q トラブルはなかったの?
A 打ち上げから51分後に通信が途絶えたり、トイレのシステムの故障が表示されたりする不具合がありましたが、どちらも復旧しました。
Q 宇宙飛行士はどんな人たちなの?
A アポロ計画では全員が白人の米国人でしたが、今回はカナダ人に加え、米国人の女性や黒人男性も参加しています。
Q 今後のアルテミス計画はどうなっているの?
A 今回のミッションが成功すれば、2027年に月着陸船とのドッキングを検証し、2028年には月の南極域への着陸を目指します。その後は月面基地の建設も計画されています。