2027年卒予定の東京大学や京都大学、一橋大学、慶應義塾大学など旧帝大早慶層の学生には、どの企業が人気を集めているのか。採用支援事業を手掛けるリーディングマーク(東京都港区)の調査によると、1位は「三菱商事」(23.7%)だった。
2位「伊藤忠商事」(22.8%)、3位「三井物産」(22.0%)、4位「丸紅」(16.2%)、5位「住友商事」(15.2%)が続き、総合商社が上位を独占した。
上位5社の順位および企業構成は、前年同期から変化がなかった。一方で各社の得票率は総じて上昇しており、旧帝大早慶層の学生における商社への支持が一段と強まっていることが分かった。
志望業界は「総合商社」(39.3%)がトップで、前年の36.3%から3.0ポイント上昇した。以降「コンサルティング・シンクタンク」(18.6%)、「運輸」(14.1%)、「銀行」(13.6%)、「IT」(13.0%)が続いた。
「運輸」は前年(10.5%)から3.6ポイント上昇した。個別企業でも、日本郵船(40位→14位)や商船三井(72位→25位)などが大幅に順位を上げた。
一方、近年就活市場をけん引してきた「コンサルティング・シンクタンク」は前年の19.2%から0.6ポイント微減した。「IT」は前年の18.2%から5.2ポイント下がり、大幅にシェアを落とした。
具体的には「楽天グループ」(13位→93位)、「アクセンチュア」(14位→32位)や「デロイトトーマツ コンサルティング」(27位→75位)といった人気企業が得票率を落とした。
30歳時点の希望年収の平均は「930万円」で、前年から25万円上昇した。また、4割以上の学生が1000万円以上を希望しており、リーディングマークは「インフレや物価高といった社会情勢を背景に、高年収を約束する業界・企業への集中に拍車がかかっている」と指摘した。
学生が企業選びで重視する項目1位は「将来的な高所得の見通し」、2位は「企業の強い社会的責任感」だった。3位は「友好的な職場環境」で、前年6位から急浮上した。
本調査は1~3月に、リーディングマーク主催の合同説明会の参加者、または同社会員を対象としたWebアンケートで実施。2027年卒予定の東京大学、一橋大学、東京科学大学、早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の大学生・大学院生2002人から回答を得た。
(ITmedia ビジネスオンライン)