鈴木憲和農水相は3日、閣議後の記者会見で、イラン情勢の緊迫化を受けた燃料費や包装資材の高騰が、酪農業に悪影響を及ぼす懸念について発言した。
「乳業者から、ヨーグルトを含む牛乳・乳製品に広く使用されているプラスチック容器やフィルムなどの石油由来の包材の一部で、5月納品分から値上げを打診された事例があった」と報告した。
酪農業関連では生乳の集出荷を担う一部の運送事業者から、集送経費が上昇したり、生乳の中継拠点である「クーラーステーション」でのエネルギー使用について、懸念の声があると伝えた。
搾乳や飼料の生産で使われる灯油や軽油、包材に用いられる石油由来の製品の生産には、現時点で大きな支障は出ていないという。
鈴木氏は「農林水産業、食品産業の現場では、石油や石油由来の製品が広範に使用されており、引き続き、どのような分野でどのような影響があるのか、情報収集に努めていく」と述べた。