防犯アプリ「にいがたポリス」お手柄 不明者発見や詐欺被害防止

社会 毎日新聞 2026年04月04日 11:15

 「にいがたポリス」が早くもお手柄――。3月から運用が始まった新潟県警の防犯アプリ「にいがたポリス」が奏功し、行方不明者の発見や特殊詐欺被害の防止につながった事案が相次いでいる。

 「にいがたポリス」は、メールによって市民に防犯情報を共有した「ひかるくん・ひかるちゃん安心メール」に代わるシステムとして、3月2日から運用が始まった。

 アプリの利用者が居住地を登録すると、当該エリアに関する「犯罪」「交通」「クマ・動物」「不審者」「特殊詐欺」「行方不明者」の6項目の最新情報が閲覧できる。

 このほか画面をタップするだけで防犯ブザーが鳴ったり、110番通報できたりするシステムや、痴漢に遭遇した際に機械音で被害を知らせるシステムを搭載した。

 アプリのダウンロード回数は3月末時点で約1万9000回。3月24日には、新潟市北区の会社敷地内で高齢男性を目撃した人が不審に思い、アプリの情報を確認。男性が「行方不明者」として登録されていた人物と服装や容姿の特徴がよく似ていたため新潟北署に通報した。署員が駆けつけたところ、男性は前日に県内の自宅を出た後で行方不明になっていた男性であることが確認され、無事に保護された。

 また4月2日には、新潟市秋葉区の60代の女性が、アプリ情報によって特殊詐欺被害を免れた。「運送会社」からという電話を受け、機械音の指示に沿って対応したところ、「オペレーター」を名乗る男性に通話がつながり、個人情報を聞き出された。

 その後、通話が一方的に切られたが、不審に思った女性がアプリを確認したところ、同区内で同様の「前兆電話」が多数、確認されていることを知り、自ら秋葉署に情報提供したという。

 「にいがたポリス」の県警担当者は「ぜひ多くの人にアプリを活用してもらい、防犯意識を高めるとともに地域の安全につなげてほしい」と呼びかけている。【浜田奈美】

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