新名神事故で死亡の56歳男性、バレー指導のため帰省途中 関東の福祉施設で施設長務める

社会 産経新聞 2026年04月06日 17:48
新名神事故で死亡の56歳男性、バレー指導のため帰省途中 関東の福祉施設で施設長務める

三重県亀山市の新名神高速道路で3月発生した事故で亡くなった高峰啓三さん(56)は関東地方の福祉施設で施設長を務め、自宅がある兵庫県神河町を離れ、埼玉県で単身赴任中だった。神河町の小学生バレーボールチームでコーチを務め、週末練習のため帰省する途中、事故にあったとみられる。事故後の3月下旬、取材に応じた知人の女性は「人のために動くことが好きな人」と語った。

高峰さんは長年福祉関連の職場に勤め、経験を買われて関東の福祉施設で働いていた。ある知人は「職場で誰とでも分け隔てなく接する温かい人」と話した。

学生時代に取り組んでいたバレーボールを教えるため毎週末、埼玉県から神河町に戻っていた。知人が「大変だね」とねぎらうと「全然よ」と明るく返し、指導を続ける理由を「子どもたちが幸せなら」と口にしたこともあったという。

地元では「啓三君」と呼ばれ、近くの住民が集まるバーベキューや花見では、進んで買い出しを担当。高峰さんを知る女性は「地域のみんなが頼りにしていた」と語り、男性は「事故はいまだに信じられない」と肩を落とした。

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