他人名義のキャッシュカードを詐欺集団に譲渡したとして、愛知県警は10日までに、犯罪収益移転防止法違反の疑いで、神奈川県秦野市の無職、野口貴広容疑者(37)を逮捕、住所不定無職、桜井吾朱佳容疑者(29)を再逮捕した。愛知県警によると、野口容疑者は別の詐欺事件での保釈中、交流サイト(SNS)で「力になる」と呼びかけ、口座の売却を希望する人を募っていたという。
2人の逮捕容疑は、1月25日ごろ、他の人物と共謀し、詐欺集団との間で報酬を得る約束をした上で、女性(28)名義で開設された口座のキャッシュカード1枚を福島県郡山市から大阪市城東区の集合住宅に発送し、翌26日ごろ、詐欺集団に受領させた疑い。
県警によると、野口容疑者は、ブローカーとみられる桜井容疑者に「どんどん募集をかけます」とメッセージを送っていた。詐欺グループから桜井容疑者側には約55万円が渡っているとみられる。桜井容疑者は「口座売買に約4年関わった。年間2千万円以上の収入があった」と供述しているという。