大阪高裁長官に3月9日付で就任した村田斉志(ひとし)氏(62)が10日、記者会見し、「地域の実情に即した裁判所の運用になるよう、環境整備に努めていきたい」と抱負を語った。
5月から民事訴訟の手続きが全面的にデジタル化され、訴状や証拠をオンラインで提出することが可能になる。村田氏は「最大の目的は利便性の向上」だと説明し、「裁判所内部の業務改革とともに、適切な裁判が実現されるようにしたい」と意気込んだ。
秋田県出身で早稲田大法学部卒。平成2年に判事補に任官し、主に民事畑を歩んできた。最高裁総務局長、東京家裁所長などを歴任し、昨年1月から東京高裁部総括判事を務めた。
関西での勤務は初めてで、「飲むのが好きなワインの醸造所をたずねてみたい」と話した。