米航空宇宙局(NASA)は7日、有人宇宙船「オリオン」が月を周回する際に撮影した、高解像度の写真を公開した。月の地平線の向こうに沈みゆく地球や、太陽が月の影に完全に隠れる「皆既日食」などを捉えている。
オリオンに搭乗中の宇宙飛行士が米東部時間4月6日、船内からの撮影に成功した。1968年にアポロ8号が月を周回した際には、月から地球が上る「地球の出」を撮影している。今回は58年ぶりに「地球の入り」の撮影に成功した。
月の裏側を通過する際には、今回のミッションで地球から最も遠い40万6771キロの地点に到達。人類で最も遠い飛行記録だった、1970年のアポロ13号の記録を約6600キロ上回って更新していた。
リード・ワイズマン船長は「これまで地球から見続けてきた月を全く違う視点から目にし、驚くべき体験をした」と興奮気味に語った。【信田真由美】