【ワシントン=本間英士】トランプ米大統領は7日、自身のSNSで、「イランへの爆撃と攻撃を2週間停止する。これは双方向の停戦となる」と投稿した。米国とイランの仲介役を務めるパキスタンのシャリフ首相は、米国とイランが即時停戦で合意したとX(旧ツイッター)で発表。両国間の協議は10日からパキスタンの首都イスラマバードで行われる。停戦が実現すれば初めてで、恒久的な戦闘終結につながるかが焦点となる。
トランプ氏はSNSで、イランが事実上封鎖するエネルギー輸送の要衝、ホルムズ海峡の「完全かつ即時の安全な開放」を条件とし、攻撃の2週間停止を決定したと説明。米国の軍事作戦が目標を上回る成果を挙げているとし、イランから受け取った10項目の回答について「交渉の土台になりうる」と強調した。
その上でトランプ氏は、これまでの対イラン交渉で争点となっていたほぼ全ての事項は解消されたと主張。2週間の期間があれば、最終的にはイランとの間で合意を取りまとめ、成立させることができると訴えた。
イランのアラグチ外相も、イランへの攻撃が停止されることを条件として、停戦に合意するとXで発表。期間中はイラン軍と調整の上、「ホルムズ海峡の安全な通航が可能となる」とした。
パキスタンのシャリフ首相は米東部時間7日、「イランとの交渉期限の2週間の延長をトランプ氏に要請した」とXに投稿。その後、米国とイランの即時停戦の対象地域には、レバノンとその周辺も含まれると明らかにした上で、「両国の首脳に深い感謝の意を表したい」と呼びかけた。
一方、米CNNテレビは7日、イスラエルもイランへの攻撃を2週間停止することに同意したと報じた。ホワイトハウス高官の話としている。
ロイター通信によると、イラン側はイスラマバードで行われる対米協議が最大15日間にわたり実施され、双方の合意次第で延長も可能だとしているという。米ニュースサイトのアクシオスは、イランと交渉する米代表団について、バンス副大統領が主導する見込みだと伝えた。