2016年4月の熊本地震で被災した九州新幹線「つばめ」(6両編成)の1号車が10日夕、福岡市のJR博多駅で10年ぶりにお披露目された。側面には市民らの手で満開の桜の木が描かれており、JR九州が19日まで展示する。
このつばめは、16年4月14日夜、熊本駅から回送運転で車両基地「熊本総合車両所」に向かう途中で前震に遭い脱線。車両にひずみなどが生じて運転できなくなり、同社は1~3号車を車両所で保管していた。
同社はこのうち1号車を修繕、再塗装して九州新幹線全線開業15周年と熊本地震復興のシンボルとすることを計画。修繕後の車両を熊本港(熊本市西区)から台船に載せて各地でお披露目した。車両は8日に博多駅前に到着し、熊本市出身のアーティストや市民が満開の桜の木を描いた。
同社は博多駅前でイベントを開催。1号車をライトアップし、集まった人たちと共に九州新幹線全線開業15周年と展示車両の完成の喜びを分かち合った。【山崎あずさ、栗栖由喜】