台湾の財政部(財政省)が10日発表した貿易統計によると、3月の輸出額は801億ドル(約12兆7000億円)だった。前年同月比で62%増え、単月として過去最高を更新した。米国向けを中心に人工知能(AI)用サーバーなどの輸出が大きく伸びた。
品目別ではAIサーバーを含む「情報通信機器」の輸出が2.3倍の397億ドルで、輸出金額全体の約半分を占めた。半導体などを含む「電子部品」の輸出は44%増の252億ドルだった。
仕向け地別に見ると米国が2.2倍の285億ドルで過去最高だった。伸びの大部分を情報通信機器が占めた。データセンターの建設ラッシュが進む米国に、AIサーバーの輸出が急伸している。中国・香港向けは27%増の182億ドル、日本は21%増の30億ドルだった。
3月の輸入額は38%増の589億ドルで過去最高を更新した。サーバー需要増に伴う関連部材の輸入や、半導体の製造装置の搬入などが増えている。
相手国・地域別にみると、中国・香港が108億ドル(38%増)で最大だった。東南アジア諸国連合(ASEAN)が90億ドル(71%増)、韓国が86億ドル(70%増)で続いた。日本は31%増の68億ドルだった。