「関税戦争に勝者はいない」 中国、トランプ氏の対イラン兵器支援警告にも強い反発避ける

国際 産経新聞 2026年04月13日 17:26
「関税戦争に勝者はいない」 中国、トランプ氏の対イラン兵器支援警告にも強い反発避ける

【北京=三塚聖平】中国外務省の郭嘉昆報道官は13日の記者会見で、中国がイランに兵器を供給する準備を進めているとする報道を受けてトランプ米大統領が「もしそれを見つけたら50%関税だ」と警告したことに対し、「関税戦争に勝者はいない」と述べた。

対抗措置を示唆するなど強い反発を示すことは避けた。5月中旬にトランプ氏の訪中を控えているため、同氏を過度に刺激することを避けるとともに、米側の出方を見極める考えとみられる。

郭氏は、中国がイランに兵器を供給する準備を進めているとする報道については、「中国は軍用物品の輸出に関しては、一貫して慎重で責任のある態度をとってきた」と主張。「証拠のない中傷などに反対する」と反発した。

トランプ氏がエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を米軍が「封鎖」し、イランに通航料を払って同海峡を通過する船舶を阻止する意向を表明したことに関し、郭氏は「ホルムズ海峡は国際的に重要な貨物、エネルギー貿易のルートであり、地域の安全と安定、滞りない通航は国際社会の共通利益に合致する」と指摘。問題解決には「できるだけ早い停戦」が必要だと強調し、各方面に「冷静さと抑制を保つ」ことを求めた。中国として「引き続き積極的で建設的な役割を発揮したい」という構えを示した。

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