赤沢亮正経済産業相は14日の閣議後の記者会見で、石油関連製品の塗装用シンナーの調達が難しくなっているとして、メーカーに生産を抑えないよう要請したと明らかにした。経産省の製造産業局長名で13日付で文書を発出した。
赤沢氏はシンナーの原料の供給について「全体量は確実に確保できているのは疑いはない」との考えを示した。同時に、塗装業者の間でシンナーの必要量確保が困難になっている事例があると説明した。
シンナーはナフサ(粗製ガソリン)由来のトルエンやキシレンを原料とする。石油化学メーカーによる国内供給に関しては「前年実績並みに継続している状況だ」と強調した。調達に問題が生じた場合は、経産省の窓口を通じて相談するよう呼びかけた。
シンナーメーカーに原料が行き届くよう供給網を調整する方針だ。川下の卸売業者や塗装業者も適切な量を確保できる体制を整える。
TOTOは13日、住宅向けなどのユニットバスの受注を停止した。ナフサからつくる素材を用いた溶剤が不足しているという。赤沢氏は「目詰まりが起きているところもある。納期遅れにつながる目詰まりの解消に努めている」と語った。