成田経由インバウンド、工事実現で1200万→2400万人に 金子恭之国交相が目安示す

経済 産経新聞 2026年04月14日 19:41
成田経由インバウンド、工事実現で1200万→2400万人に 金子恭之国交相が目安示す

成田空港の拡張工事を巡り、金子恭之国土交通相は14日、工事が完成した場合の成田空港の訪日外国人客(インバウンド)受け入れは、約2400万人に達するとの見込みを明らかにした。政府は2030年までに国全体で6000万人の訪日客達成を目指しており、金子氏は工事の必要性を改めて強調した。

金子氏によると成田空港で昨年1年間で受け入れた訪日客は、約25・4万回の発着を通じて約1200万人。日本全体の訪日客は約4268万人で、成田空港はその3割弱を占める。

工事が終わり、年間の発着回数が50万回に達した場合について金子氏は「現在の機材(飛行機)構成、外国人比率が続くと仮定すると、約2400万人に達する」との見込みを示した。

金子氏は成田空港を「わが国最大のゲートウェー」としたうえで、工事について「国際競争力の強化、インバウンドの受け入れ等の観点から極めて重要な事業。着実に推進していかなければならない」と強調した。

成田空港の拡張工事は「第2の開港」とされ、25年からB滑走路(2500メートル)の1000メートル延伸と、C滑走路(3500メートル)の新設工事を進めている。ただC滑走路については用地取得率が9割弱にとどまっており、成田国際空港会社(NAA)では、土地収用法に基づく「強制収用」の手続きを検討している。(織田淳嗣)

関連記事

記事をシェアする