30日の債券相場は上昇が予想される。米国市場で弱い経済指標を受けて長期金利が低下した流れを引き継ぐ。この日行われる2年利付国債入札は波乱なく消化されるとの見方が出ている。
1-3月の米国内総生産(GDP)改定値で個人消費が約2年ぶりの低い伸びとなったほか、米失業保険の継続受給者数が2021年11月以来の高水準となった。
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東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、米長期金利の低下や為替の円高などを受けて相場は上昇すると予想。ただ、「超長期債が足を引っ張り、長期ゾーンを含めて上値の重い展開になる」とみている。超長期債は引き続きボラティリティーが高く、投資家がリスクテイクできない状況が続いていると語る。
朝方発表される5月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)については「全国CPIに対する先行性があり、このところ市場が反応することも多いので警戒が必要だ」と指摘。2年債入札は「無難に消化する」と予想している。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.475-1.515%(29日は1.515%で終了)、先物中心限月6月物は139円08銭-139円51銭(同138円95銭)。
先物夜間取引で6月物は29日の日中取引終値比36銭高の139円31銭で終えた。29日の米10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.42%に低下。
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