トヨタ系自動車販売会社「トヨタユナイテッド奈良」(菊池武之祐社長)は、免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティー「WHILL(ウィル)」全4機種の販売を開始した。高齢化が進む一方、地域によっては公共交通が縮小しており、新たな近距離の移動手段を提案する。
距離に応じた乗用車との使い分けや車載という形での移動手段の選択肢を用意し、年齢や身体状況などにかかわらず、誰もが自由で安心・安全に外出できるライフスタイルを目指す。
モビリティーはWHILL(東京)が開発。時速6キロ以下で走行し、10度という高い登坂性能を備えている。充電は家庭用電源を使用。グリップ力のある前輪で悪路や段差の多い場所を得意とするモデルや、折りたたんで車載が可能なモデルなどがある。
道路交通法上は歩行者として扱われるため歩道を走行し、歩道がない場所は右側通行が基本となる。ハンドルかゲーム機のようなコントローラーで操作し、非常時には手を離すと停止する設計。事故に備えたウィル専用の保険も用意した。
7日に、奈良市内で記者発表を行った菊池社長は「自動車免許返納後の高齢者は外出の回数や歩行が減るという問題が発生する。新たなインフラで解決したい」と述べた。
試乗できる販売店はネッツトヨタ奈良登美ケ丘店(奈良市)、イオンモール大和郡山(奈良県大和郡山)のチャウピーステーションなど6店舗。ウィルのホームページで検索できる。