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話を聞く時に「私だったら…」と考える人は頭が悪い。頭がいい人はどう聞いている?

話を聞く時に「私だったら…」と考える人は頭が悪い。頭がいい人はどう聞いている?

「いつも浅い話ばかりで、深い会話ができない」「踏み込んだ質問は避けて、当たり障りのない話ばかりしてしまう」上司や部下・同僚、取引先・お客さん、家族・友人との人間関係がうまくいかず「このままでいいのか」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか? 世界16カ国で続々刊行され、累計26万部を超えるベストセラーとなった『QUEST「質問」の哲学――「究極の知性」と「勇敢な思考」をもたらす』から「人生が変わるコミュニケーションの技術と考え方」を本記事で紹介します。 「あなた」と「私たち」の視点で聞く  私たちが誰かの話を聞くときには、大きく3つの「姿勢」がある。  1つ目の姿勢は、「私」の視点を重視するものだ。 「相手が話しているのと同じ状況に置かれたとしたら、自分ならどう振る舞い、考え、感じ、どう言うだろう?」と考える。  話し手の感情や思考、経験ではなく、自分の視点や意見、考えに意識を向けてしまう。  そのため相手の考えを正したり、反射的に助けやアドバイスを与えたり、話に割って入ったりしてしまう。  出てくる質問も、示唆的、判断的、誘導的になる。 「彼のほうが正しくないか?」「旅行先は南部じゃなくて島にしたら?」。  こうした質問は、あなたの意見や感想を示すものであり、相手を脇役のような存在と見なしている。  2つ目の姿勢は、「あなた」の視点を重視するものだ。 「つまり、どういうことだろう?」という姿勢で相手の話を聞くことである。  この姿勢があると、「自分には知らないことがたくさんある」というソクラテス的な態度で、好奇心をもって相手の話を聞けるようになる。  相手の経験は必ずしも自分と同じではないと十分に認識しているので話に集中できるし、「具体的には?」「どんなことを考えていた?」「どう感じた?」といった、相手の話を中心にした深く掘り下げた質問ができる。  相手に寄りそう、気配りの利いた質問だ。  3つ目の姿勢は、「私たち」の視点を重視するものだ。  つまり、「私たちはそのことをどうとらえるべきか?」ということを念頭に置きながら話を聞く。  これは、自分たちの会話を上から別の視点で俯瞰するようなものだとも言える。  相手と自分を、少し離れた場所から観察するつもりで会話をする。  自分の気持ちや相手の様子を、客観的にとらえる。  このような視点をもっていると、会話が堂々巡りになっていたり、すべての文が「でも」で始まっていたり、相手があなたの質問にしっかりと答えずに話を逸らしたりすることなどに気づきやすくなる。  言葉以外の仕草や表情などもよく観察できる。相手がずっとそわそわしているのが見えたり、自分の身体に力が入っているのを感じたりする。 (本記事は『QUEST「質問」の哲学――「究極の知性」と「勇敢な思考」をもたらす』の一部を抜粋・編集したものです)  ★★★話題沸騰‼︎ 発売たちまち重版★★★ ★『言語の本質』『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』著者  今井むつみ氏 絶賛!! ★世界16カ国で続々刊行! 累計26万部のベストセラー ★良質な問いを立て、会話を深めて探求する技術 ★私たちを豊かで賢い人間にしてくれるコミュニケーションの極意 哲学者ソクラテスが実践した「質問の哲学」を獲得し、 思考を深め、本当の知性を育む会話ができるようになる。 本書の内容 はじめに 現代人の人生がつまらない理由 第1章 なぜ私たちは良い質問をするのが下手なのか? ▼良い質問ができない理由1―人はそもそも自分の話をしたがる  ▼良い質問ができない理由2―尋ねるのが怖い ▼良い質問ができない理由3―良い印象を与えたい 第2章 質問の態度 ▼「自分は何も知らない」という態度で疑問をもつ ▼好奇心―本心から「知りたい」と思う  ▼質問をするためには「勇気」が必要だ  第3章 質問の条件 ▼質問の条件1―すべては聞き上手になることから始まる ▼質問の条件2―言葉を大切にする ▼質問の条件3―許可を求める 第4章 質問の技法 ▼「上向きの質問」と「下向きの質問」を使いこなす ▼良い質問のためのレシピ ▼質問に答えてもらいやすくなる魔法のフレーズ 第5章 質問から会話へ ▼「良い質問」から「良い会話」へつなげる ▼質問へのフォローアップ ▼相手の発言の真意を問う おわりに

科学・医療 DIAMOND オンライン
2025年05月29日
デジタル黒字の問題提起 関税交渉で米けん制―日本政府

デジタル黒字の問題提起 関税交渉で米けん制―日本政府

 トランプ米政権の関税措置を巡る日米交渉で、日本側が巨大IT企業への支払い増加による米国の「デジタル黒字」の問題を提起していることが28日、分かった。米国は、日本が巨額の対米貿易黒字を計上していることを問題視している。日本は、デジタル黒字を差し引きすれば影響が小さくなるとして、米国をけん制する考えだ。 デジタル課税、対立の火種に 欧州を批判、対抗措置検討―米大統領  赤沢亮正経済再生担当相は、過去3回の日米閣僚級交渉でも、米国が巨額のデジタル黒字を計上していることを指摘したもようだ。現地時間30日にも米国で行う4回目の交渉でも、改めてこの問題を提起する見通し。  日本は米国に対し、自動車への追加関税などの全面的な見直しを求めている。ただ、米国は相互関税の上乗せ分を主な交渉対象とする姿勢で、両国の隔たりは大きい。日本は、デジタル黒字を俎上(そじょう)に載せることで状況の打開を狙う。  デジタル分野では、米国のマイクロソフトやグーグルといった「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業の影響力が大きい。日本は、音楽・動画配信サービスや、クラウドサービス使用料などで米国への支払いが大きくなっている。  日本の財務省が発表した2024年の貿易統計によると、日本の対米貿易黒字額は8兆6281億円だった。一方、国際収支速報によると、日本全体のデジタル赤字は過去最大の6兆6000億円規模。多くを占める米国にとっては黒字となる。生成AI(人工知能)の利用拡大などにより、日本のデジタル赤字は今後も増加が続く可能性がある。

経済 時事通信
2025年05月29日