SF連銀総裁、政策は「良い位置」にある-インフレ目標に着実に前進
米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は29日、現在の金融政策について、インフレ率を引き続き押し下げる上で「良い位置」にあるとの認識を示した。
デーリー氏は、インフレ率は年内に金融当局の目標である2%に到達するとは限らないと述べつつも、当局は着実に前進していると強調。労働市場は堅調さを保ちながらも減速しており、インフレは今後も徐々に鈍化していくだろうと語った。
米金融当局は今年に入って政策金利を据え置いている。政策当局者は米経済が引き続き堅調であることから、関税などの政策の先行きや、それが経済に及ぼす影響を見極める時間的余地があるとの見方を示している。
デーリー氏はカリフォルニア州オークランドで開かれた対談イベントで、「結局のところ、企業がなお様子見しており、それ故にわれわれも様子を見ている。われわれの政策は現在の経済状況に対して良い位置にあるからだ」とした上で、「経済状況が変化する中で、われわれには然(しか)るべき時に判断を下す機会が十分にある」と話した。
労働市場については「堅調な状態」にあると分析。求職期間はやや長引く可能性があるものの、2%のインフレと整合する持続可能な労働市場にするために必要なバランスだと説明した。
トランプ米大統領による金融当局への利下げ圧力について問われ、デーリー氏は、米政権が金融当局に対し、大統領の意向に沿うよう政策変更を求めるのは今回が初めてではないと発言。「これも職務の一部だ」とした上で、金融当局は物価安定と最大雇用という責務達成に向け正しいことを行うと強調した。
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原題:Fed’s Daly Says Policy in a ‘Good Place,’ Can Be Patient(抜粋)