NY外為市場=ドル連騰、関税巡る楽観論で 円は弱含み

経済 ロイター 2025年05月29日 06:00
NY外為市場=ドル連騰、関税巡る楽観論で 円は弱含み

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、米ドルが2日連続で上昇した。関税を巡る楽観的見方が背景にある。一方、円は40年国債に対する需要低迷を受けて弱含んだ。

トランプ米大統領が欧州連合(EU)からの輸入品に対する関税計画を延期したほか、今月初めに中国との関税引き下げ合意が成立したことを受けて、米国経済に対する悲観論は後退した。コーペイのチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「EUに対する関税警告の迅速な撤回がリスク選好を高め、米国の成長軌道に対する否定的な見方を和らげたため、ドルが上昇している」と指摘した。

この日公開された5月6─7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に対しては、ドルはほとんど反応を示さなかった。議事要旨では、FRB当局者らが今後数カ月でインフレと失業率の上昇という「難しいトレードオフ」に直面する可能性があると認識していたことが分かった。

ユーロ/ドル は0.35%安の1.1288ドルとなった。

ドル/円は0.33%高の144.8円だった。世界的に長期債への需要が低下し、悪化する政府の財政赤字が注目を集めている。日本の財務省が同日実施した40年利付国債の入札は、応札倍率が1年ぶりの低水準となるなど振るわなかった。

ドル指数 は0.39%高の99.92。

オーストラリアドル は0.33%安の0.6422米ドルとなった。

一方、ニュージーランドドル は0.2%高の米0.5958ドル。ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は28日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ3.25%としたが、市場の一部が期待していたよりも早く金融緩和の終了が近づいている可能性を示唆した。

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