「忙しい人に声をかける」とき、頭のいい人が伝える「最初のひと言」は?

科学・医療 DIAMOND オンライン 2025年05月29日 07:05
「忙しい人に声をかける」とき、頭のいい人が伝える「最初のひと言」は?

「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか? ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが20万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。(構成/ダイヤモンド社・林拓馬)

「何をしてほしいのか」をまず伝える

忙しい上司には、なかなか声をかけづらいものです。

しかし、仕事である以上、どうしても声をかけざるを得ない場面が出てきます。

その際に非常に重要なのは、「上司を悩ませてはいけない」という点です。

ここでいう「悩ませる」とは、話の内容が分からずに混乱させてしまうことを指します。

では、どうすればよいのでしょうか?

それは、何をしてほしいのかを最初に明確に伝えることです。

例えば、こういう場面です。

「部長、今お時間よろしいでしょうか? 昨日、提案資料を作成していたのですが、悩んだ点がいくつかありまして……」

この時点で、上司は忙しい中、話の意図が見えず、「何の話?」と戸惑ってしまいます。

時間も取られ、ますますイライラさせてしまう結果になります。

ですので、最も大切なのは「何をしてほしいか」を最初に伝えることです。

相談したいのか、判断を仰ぎたいのか、許可がほしいのか、それとも決定をしてほしいのか、相手にしてほしいアクションを明確にする必要があります。

これは私がかつてコンサルタント時代に叩き込まれたことでもありました。

いわゆる「エレベータートーク」と呼ばれる手法です。

これはアメリカのシリコンバレーの起業家たちが、資金調達のために投資家が利用するビルに出向き、エレベーターに乗り込んだ瞬間に自己紹介と事業説明を行い、短時間で投資を引き出すというスタイルの会話です。

この手法は非常に効果的で、実際に資金調達に成功した例もあるそうです。

私自身もこれを一度だけ実践したことがあります。

以前勤めていたコンサル会社で、急いで上司に確認しなければならない案件があったのですが、その上司が外出してしまうタイミングでした。

ちょうどエレベーターに乗り合わせた際、私はすぐに「今お時間よろしいでしょうか?」と切り出し、「プロジェクト続行の許可をください」と結論から伝えました。

その理由も簡潔に説明しました。「昨日の提案がNGになってしまいましたが、別の内容で先方からご依頼をいただきました。プロジェクトメンバーにも余力があります。3日間限定でこのプロジェクトを続けさせてください」と。

エレベーターのドアが開く前に、上司は「うん、いいよ」と即答してくれました。

おそらく15秒間程度の会話です。

もし私がこの時、昨日の提案内容についての説明から始めていたら、上司は「何を言っているんだろう」と混乱し、何も返答しなかったでしょう。

だからこそ、「相手に何をしてほしいのか」をまず明確に伝えることが、特に忙しい上司に対しては何よりも大切なのです。

(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者、西原亮氏が特別に書き下ろしたものです)

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はじめに ――コンサル時代に超優秀な上司から教わった 仕事ができる人の当たり前

1章 仕事ができる人の「考え方」の当たり前 ・「わかったふり」をしない ・いきなり手を動かさない 2章 仕事ができる人の「コミュニケーション」の当たり前 ・上司に答えを聞かない ・5つの「ない」を守る 3章 仕事ができる人の「チームワーク」の当たり前 ・「悪い知らせ」を最初に伝える ・頼ることを諦めない 4章 仕事ができる人の「TODO」の当たり前 ・「今週やるべきこと」を明確にする ・締め切りギリギリで仕事をする 5章 仕事ができる人の「会議」の当たり前 ・「はい」か「いいえ」で答えさせる ・質問ではなく「翻訳」する 6章 仕事ができる人の「ノート術」の当たり前 ・「1日1見開き」を守る ・ノートは裏面側からも使う 7章 仕事ができる人の「インプット」の当たり前 ・本は読み切らなくていい ・1時間語れるまで調べる おわりに

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