サッカーの全国高校選手権最終日は12日、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で決勝が行われ、神村学園(鹿児島)が鹿島学園(茨城)を3―0で下し、初優勝。この日も1得点の神村学園・日高が得点王に輝いた。
同じチーム内で争った日高と倉中による得点王の行方は、決勝で1得点した日高に軍配が上がった。今大会計7得点。2008年度大会に大迫勇也(神戸)がマークした大会最多の10得点には及ばなかったが、日高は、「7点もいい記録なのかな。素直にうれしい」とはにかんだ。
得点王は意識せず、「チームの勝利が一番」と臨んだ決勝。前半19分にチャンスが巡ってきた。徳村が放ったシュートがキーパーに阻まれると、「いいところにこぼれてきた。キーパーもいなかったので」。冷静に左足で先制点を決めた。
同じ宮崎出身で小学校時代からの仲という倉中としのぎを削ってきた。日高は2回戦で3得点、3回戦で2得点。倉中が準々決勝で4得点して計6ゴールと伸ばしたが、日高も負けじと準決勝で1得点し、ランキングで並んだ。
卒業後の進路は決まっていなかったが、大活躍となった大会中にJリーグのクラブから声がかかったという。「決勝に来られて、長い期間プレーできたのがよかった」と安堵(あんど)。「日本からスタートして、海外にも挑戦したい」と未来予想図を描いた。(久保まりな)