「絶対いや」「野田執行部とは決別」立民・原口氏、立民・公明新党構想に反発 分党を要求

政治 産経新聞 2026年01月15日 11:00
「絶対いや」「野田執行部とは決別」立民・原口氏、立民・公明新党構想に反発 分党を要求

立憲民主党の原口一博衆院議員は15日、インターネットに動画を投稿し、衆院選に向けて立民と公明党による新党結成構想が浮上したことについて、「絶対いやだ」と述べ、反発した。立民の野田佳彦代表ら執行部に対し「決別だ」と不信感をあらわにし、立民の分党を求めた。

新党に関し、立民は15日、両院議員総会を開いて所属議員から意見を聞く。原口氏は沖縄・石垣島にいるため両院議員総会に間に合わないと説明したうえで、「地元の県連でも機関決定していない。党執行部だけで決めてよいのか」と野田氏らを批判した。さらに「高市早苗首相が勝負をかけてきたからといって、立民は若者の支持率ゼロだ。わらをもつかむ思いで公明にすがったのかも分からないが、何をやるかというのもなく、一任できるのか。とんでもない。ぼくは絶対、一任しない」と述べた。

党執行部に対し「あなた方だけで立民を支えているのではない。むしろ、潰している。いろいろな発言や質問で『出てくるのはパワハラみたいな人ばかり』と言われ、石垣では『なぜ立民が嫌われているか。学歴をひけらかしたり、自分だけが正しいと言ったり、皇居に入るときにあいさつもしない。人間として、そういうものを見ている』と言われた」と述べた。地方選を控えている候補者の存在に言及し、「(執行部は)仲間をなんだと思っているのか」とも語った。

そのうえで、原口氏は「新進党のときと全く同じだ」と指摘した。1997年12月、原口氏や高市首相、野田氏、公明党の斉藤鉄夫代表らが所属していた新進党は東京都内で両院議員総会を開き、解党を決めた。長崎県で家族サービスをしていた原口氏は両院議員総会に間に合わず、欠席したという。「翌日に行ったら後の祭り。『新進党はもう解党しました』って。『じゃあおれは何党ですか』『無所属です』って。『ええー』って」と振り返った。

首相は衆院選日程について1月27日公示、2月8日投開票を軸に検討している。

これを踏まえ、原口氏は新党構想について「立憲民主党ではない名前で、ポスターをどうするのか。パンフレットや政見放送はどうするのか。何党でやるのか」と懸念点を列挙。「もう無茶苦茶だ。それで一任しろと。絶対いやだ。分党してほしい。あなた方とやれないし、やるべきではなかった」とまくしたてた。

衆院選での立民の獲得議席に関し原口氏は「圧壊という予測が出ている。昨年末は半減と出ていた。さらに下がって3分の1、今度はもう20議席ぐらいではないか」と語った。「新進党の自壊という言葉は、長く政治にかかわってきた人にとって強烈なトラウマだ。最も分かりやすい警告だ。公明にも迷惑だと思う。国民民主党とも選挙区割りをしている。どうするのか。自分たちの仲間でも不信感マックスだったら、国民はもっとそうだ」と訴えた。

「野田執行部とはこれを機に決別させていただく。あなた方が持っていくところにぼくらは行きたくないから、分党してほしい。本当は(野田氏らが)離党して(新党を)作るか、公明の中に入って。入れてもらえるなら」と強調した。

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