衆院選(8日投開票)最初で最後の日曜日となった1日、甲信越や東北地方では豪雪の中、立候補者たちによる論戦が繰り広げられた。異例となる真冬の戦いは、雪が遊説の妨げになるなど多くの陣営を翻弄し、自治体も選挙の管理に苦心する。吹雪などの悪天候が投票率や開票作業に影響を及ぼす可能性もあり、選挙の行方は視界不良だ。
「全身全霊で頑張ってまいります!」。1日午後3時半、新潟県長岡市。雪が舞う中、JR長岡駅近くで始まった候補者の街頭演説に耳を傾けた聴衆は十数人だった。スーツの上にコートを着こんだ候補者は演説を終えると、手袋を外して支援者と握手を交わした。
演説を聴いた50代の女性は「この時期の選挙は雪国のことを考えてくれていない」とこぼした。
この日午前8時の気温は零下2度。別の候補者は刺さるように吹きつける雪の中で、選挙カーの雪下ろしに励んでいた。「昨夜も作業したのに一晩でこんなに…。活動時間が制限されてしまう。本来なら外出する有権者に訴えるチャンスの日だが、この大雪では、難しいところがある」