【ロンドン=黒瀬悦成】英政府は2日、イラン国内での深刻な人権侵害に関与したとして、イラン国家警察の法執行部隊(FARAJA)と同国のモメニ内相や警察幹部、革命防衛隊の地方司令官ら計10人を制裁対象に指定したと発表した。英国内の資産が凍結されるほか、英国への渡航が禁止される。
英政府によると、制裁対象となった法執行部隊と10人は、2022年から現在にかけてイラン国内の各地で起きた反政府デモを弾圧し、デモに参加した市民らを拘束し拷問するなどの人権侵害に関与したとしている。
クーパー英外相は声明で「イランの人々はこの数週間、平和的な抗議の権利を実践するために(イラン当局の)残虐行為と抑圧に対して並外れた勇気を示した」とし、「英国はイランの体制に責任を取らせる」と強調した。