ウクライナの戦争終結に「難しい決断必要」 NATO事務総長がゼレンスキー氏と会談

国際 産経新聞 2026年02月03日 22:55
ウクライナの戦争終結に「難しい決断必要」 NATO事務総長がゼレンスキー氏と会談

【ロンドン=黒瀬悦成】北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は3日、ロシアに侵略されたウクライナを予告なしに訪問し、首都キーウで同国のゼレンスキー大統領と会談した。ウクライナ和平を巡る米露とウクライナの代表による協議が4、5日にアラブ首長国連邦(UAE)で開かれるのを前に、NATOとして「永続的な平和」の実現に向けてウクライナを支え続ける立場を改めて伝えたとみられる。

ルッテ氏のウクライナ訪問は昨年8月以来。

ルッテ氏はこの日、ウクライナ最高会議(議会)で演説し、同国に安定的な平和をもたらすには強力なウクライナ軍に加えて確固とした国際的な支援が必要だと指摘した。その上で、これまでに米欧諸国やカナダがウクライナに戦争終結後の「安全の保証」を提供することを表明済みだと強調した。

一方で、戦争を終結させるには「難しい決断を下すことが求められる」と述べ、和平交渉で一定の妥協を強いられることを示唆しつつ「ウクライナが再び多大な犠牲を払うような事態に陥ることは決してない」と訴えた。また、ウクライナの平和は「公正で永続的で、ウクライナが強く自由に存立するものであるべきだ」と述べ、ロシアもこの現実を受け入れなくはならないとした。

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