見学場では「すごい」拍手や歓声から一転、「残念」ため息広がる カイロス3号機飛行中断

科学・医療 産経新聞 2026年03月05日 14:53
見学場では「すごい」拍手や歓声から一転、「残念」ため息広がる カイロス3号機飛行中断

発射後まもなく飛行中断措置が取られた小型ロケット「カイロス」3号機。和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」周辺の見学場では、発射場から機体がまっすぐ上っていく様子に一斉に歓声や拍手が起こった。しかし数分後、飛行中断が伝えられると、落胆ムードに。集まったロケットファンら悔しそうな表情をみせたが、「これからも応援する」などと次回に期待する声もあった。

3度に渡って発射が延期された3号機。見学場では1分前からカウントダウンを開始され、予定時刻の午前11時10分ごろ、「ゴー」と迫力ある音とともに、カイロスの機体が、上空に飛び去ると、会場では「すごい」と歓声が上がり、拍手や万歳をして歓喜に包まれた。

しかし、飛行中断が伝えられると、ため息が広がった。

名古屋市北区の会社員、若原恭佑さん(39)は「初の成功を見届けたかったが残念。飛ぶのを見ることができたのは迫力がありよかった」。娘の朱里さん(6)は「また応援にきたい」と話した。

同県湯浅町から訪れた須井孝典さん(71)は9回目の見学という。「飛び立つ機体を祈るような気持ちで見ていた。結果は残念だったが、ロケットには夢がある。次に期待している」とエールを送った。

田嶋勝正・串本町長は記者団の取材に「大変残念です。今回の原因を突き詰めていただき、次の4号機に向け、町としても協力していきたい」と話した。

関連記事

記事をシェアする