米軍、長距離ミサイルを中東に投入 太平洋で保有減、対中抑止懸念

国際 時事通信 2026年04月05日 14:11

 【ワシントン時事】米ブルームバーグ通信は4日、米軍が太平洋地域で保有する長距離巡航ミサイル「JASSM―ER」を中東地域に割り振ることを決めたと報じた。対イラン軍事作戦で使用する見通しだが、対中抑止力低下を懸念する声が出ている。

在韓米軍兵器の中東移転協議か イラン情勢で、北朝鮮抑止に懸念も

 同通信によると、3月末に命令が出された。2月に作戦を開始する前、米軍は約2300発のJASSM―ERを保有。対イラン攻撃で1000発以上を消費しており、太平洋地域から移転されると、中東以外で使用可能なのは425発にとどまる見込みという。

 米イスラエル両軍は「イラン上空の制空権をほぼ掌握した」(イスラエル軍)と主張し、イラン空爆を継続。だが、イラン側は今月3日、米軍のF15戦闘機を撃墜したほか、より低高度で飛行するA10攻撃機を撃ち落とし、制空権奪還を目指している。今後、JASSM―ERの消費数が増える可能性がある。

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