欧州で近年、弓道人気がじわりと広がっている。競技人口は柔道や空手に及ばないが、欧州弓道連盟によると、20カ国以上に240を超えるクラブがあり、約3700人が愛好。1948年に出版されたドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルの著書「弓と禅」が弓道を広めたとされ、精神性に魅力を感じる人が多いようだ。
3月上旬、ワルシャワ近郊の体育館に弓袋を背負った男女十数人が集まった。2000年創設で、伝説的な弓の使い手として知られた平安末期の武将、源為朝にちなんで名付けられた「為朝弓道クラブ」の活動。白足袋にはかま、白筒袖を身に着け、的に矢を放った。