高市首相、トランプ氏と台湾問題巡る認識の共有は引き続き課題 5月の米中首脳会談控え

政治 産経新聞 2026年04月05日 18:28
高市首相、トランプ氏と台湾問題巡る認識の共有は引き続き課題 5月の米中首脳会談控え

日本政府は3月の日米首脳会談で、トランプ米政権から中国の台湾侵攻に反対するメッセージが出されたことで、台湾問題に関する日米の「共通認識」を示すことができた。だが、5月に訪中予定のトランプ大統領は台湾問題を巡り中国を刺激する発言を控えている。高市早苗首相はトランプ氏の台湾認識を日本側に引き寄せ、対中連携の重要性を理解させることが今後も課題となる。

トランプ氏は3月19日の日米首脳会談の冒頭、日中関係は「少しぎくしゃくしているようだ」と指摘。訪中した際に習近平国家主席に対して「日本を称賛するつもりだ」と関係改善を促す姿勢を示した。首相の台湾有事に関する国会答弁に反発した中国の威圧で、日中関係が悪化していることが念頭にあるとみられる。

ただ、トランプ氏は習氏と「素晴らしい関係」にあると常に強調し、来月の訪中では対中輸出拡大などの成果をアピールしたいとの思いが強い。得意とする「ディール(取引)」で、どのような駆け引きに出るかは未知数だ。「米国第一」を推進するトランプ氏とって自国の利益拡大は最優先課題で、台湾問題を巡って日本と距離を置く可能性も否定できない。

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