保守党・百田氏、辺野古犠牲生徒「自分の意思で乗った」発言を撤回 遺族に「悲しませた」

政治 産経新聞 2026年04月06日 18:32
保守党・百田氏、辺野古犠牲生徒「自分の意思で乗った」発言を撤回 遺族に「悲しませた」

日本保守党の百田尚樹代表は6日の記者会見で、沖縄県名護市辺野古沖で研修旅行中の生徒が乗った船2隻が転覆し2人が死亡した事故を巡り、以前、犠牲生徒について「自分の意思で乗った」などと発言した内容について謝罪した。「不用意な発言でご遺族を悲しませたことは誠に遺憾に思う。この場でも訂正・謝罪したい」と語った。

百田氏は事故2日後の3月18日配信のユーチューブ動画で、乗船した生徒について「抗議をするために乗ったわけでしょ。子供たちは」などと語っている。

これに対し、犠牲生徒の遺族は4月1日付「note(ノート)」で「勝手なレッテルを貼って発信するのは、あまりに不作法」と疑問視。生徒は辺野古での乗船プログラムを含むコースを選択した理由を「お友達と綺麗な珊瑚礁を見る方が楽しそう」と家族に語っており、コースの背景はほとんど理解していなかったという。

百田氏は会見で「最初の新聞報道で生徒さんもそういう意思で乗ったという報道があり、その報道をじっくり(検証)するべきだった。人生経験から抗議活動する若い人をさんざん見てきたので、その一環の流れとして受け取ってしまった」と釈明した。

実際、事故発生当初、被害者らの乗船理由については米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設工事に対する抗議活動のためなどと報じられていた。

百田氏は、自身の3月18日のユーチューブ発言を巡って一部ネットで誤解があるとして「被害者の方が自業自得というようなことは全く私は申していない。改めて付け加えたい」と述べた。

会見に同席した有本香代表代行は「一番の問題は安全に運航するという最低限のことが学校側、業者を含めて出来ていたのかどうか」と指摘。「平和教育と称されるものの中味はかなり極端な例があると聞く。追及していければと思う」と語った。(奥原慎平)

関連記事

記事をシェアする