レガシーは各地でミャクミャクと… 「あの祭典」の開幕から1年

社会 毎日新聞 2026年04月10日 11:00
レガシーは各地でミャクミャクと… 「あの祭典」の開幕から1年

 世界の文化や最新のテクノロジーを見ようと長蛇の列ができた大阪・関西万博は、開幕から間もなく1年。

 にぎわいを呼んだ施設や技術は今、形を変えながら活用されている。「レガシー(遺産)」が、各地で芽吹きつつある。

 半年間で2500万人超が来場した万博会場。大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)にある会場跡地は2028年2月までに、運営者の日本国際博覧会協会(万博協会)から大阪市に返還される予定だ。

 このため閉幕後から各種設備の解体や撤去が進められている。

 そこから北東へ約350キロ。

 「世界から大きな関心を集めた万博に絡み、この場所にも関心を持ってほしい」

 そう語るのは石川県珠洲(すず)市の復興担当者だ。

 24年元日に起きた能登半島地震で震度6強の揺れに見舞われ、この年9月の豪雨被害も含めて約1800の住宅が全壊した。住まいを失った被災者のために、市内では700戸ほどの復興公営住宅の整備を進めようとしている。

 このうち、市内の大谷町に建設される予定の木造住宅(40戸)に、万博の象徴となった木造大屋根「リング」の部材が使われることが決まっている。

 復興住宅には国から補助金が出るものの上限があり、住宅資材の高騰などで市は整備費用が大きく膨らむと懸念していた。

 その時、…

関連記事

記事をシェアする