これほど評価が分かれる政治リーダーもそういないだろう。高市早苗首相である。初の女性宰相は高水準の内閣支持率を維持し、「サナ活」も取り沙汰される人気ぶり。一方で、青い勝負服をまとって闊歩(かっぽ)する高市氏を見て、憂鬱になる人もいて……。この落差が気になる。どうしてそんなに“高市ブルー”?
「高市氏の頭には改憲や戦争準備しかないようです。国民生活を向上させる要素は何一つありません。中国と対立を深めて防衛費増大や軍需産業への利益誘導をしたいのでしょうが、著しく国益を損ねている。輸入に頼る国が戦争を始めれば窮乏化は必至です。彼女を選んだ主権者は大いに後悔すべきです」
こう話すのは、自民党政治に鋭い目を向けてきた作家の島田雅彦さん(65)である。後悔とは穏やかではないが、その真意は? まずは高市政権に抱く危機感を詳しく尋ねたい。